速さを競う (SS とハイアベ)
これまで説明した以外の事項について説明します
(必要に応じて項目を追加していきます)。
ラリーによっては、オープン CP や申告 CP が設定されることがあります。
オープン CP は
CP 直前での時間調整が許されている CP です。
このオープン CP の区間では、
競技車はリライアビリティ・ランの必要はありません。
競技車は CP ラインの直前で時間調整し (CP ライン直前での停車も可)、
自車の通過予定時刻が来たら CP ラインを通過します。
WRC の
タイムコントロール (TC)
に近い形式の CP といえます。
申告 CP は
自車の通過予定時刻を CP のオフィシャルに自己申告し、
その申告した時間が通過時間となる CP です。
普通の CP ではファイナルタイムがオンタイムになるように
CP に入る必要がありますが、
申告 CP では通過予定時間を自己申告するため、
ファイナルタイムを気にする必要はありません。
したがって申告 CP も、
競技車はリライアビリティ・ランをする必要がありません。
オープン CP と申告 CP では、
ナビゲーターは自車の通過予定時間を正確に算出する必要があります。
ラリーによっては
レスコン (レストコントロール、RC)
が設定されることがあります。
レスコンとは、
主催者によって時間調整を指示される地点
です。
例として、コマ図 A とコマ図 B の間で片側交互通行の工事をしていて、
ここの工事用信号の赤信号が 2 分間とします。
このような場合、主催者は指示書で
「コマ図 A から コマ図 B の間で RC 2 分」と指示します。
競技車はこの指示に従い、
コマ図 A から コマ図 B の間で 2 分間の時間調整を行います。
また、給油などのために RC が指示される時もあります。
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